首輪の意味
SMの世界において、憧れる人も多いのが首輪という枷。
(私は、首輪というのは首枷でもあると思っています)
首輪をはめることには、どんな意味があるのでしょう?
人によって求める意味は違うけれど、やっぱり飼育や所有の証というのが大きいのではないでしょうか。
私の周りは、社会を生きる大人の男として絶えず戦い続けてるようなマゾが多いです。
常にある重責とプレッシャー。
そんなのに潰されもせず、タフに生きるマゾたち。
だからこそ、時には全てから解放される瞬間を求めたくもなるのでしょう。
ずいぶん昔に「女王様に必要なのは母性よ」って教えてくれた女王様がいらしたけれど、今は以前よりももっと深い部分でしっくりとくる言葉になりました。
首輪をはめられた瞬間、その手綱を握るのは私です。
私のモノだから、全てを決めるのは私で、責任の全ても私にあるのです。
そうやって委ねることで、マゾたちは自分の手にしているものをひととき忘れ「ただのマゾ」に還ることができるのかもしれませんね。
そんな時のマゾは、母親の愛情と庇護に包まれていた時のまま…そう、子供みたい。

私がSMをする時。
その大部分は愛情表現です。
ただその可愛がり方が、ちょっと一般的ではないというだけ。
そして、それを受け取る相手もまた一般的ではないことで愛情を感じてくれるから、成り立っています。
それはとても嬉しいこと。
私の前では、マゾは何も持たなくて良いのです。
大事に隠し持ってるものさえ、手放して、素っ裸で跪けば良い。
そしたら、その首に首輪をかけてあげるから。
それは、ここから離れられない証、私の手の中に居るという証です。
たとえ、わずかな時間であっても確実に存在する関係性。
その瞬間にマゾは甘えたら良いのです。
何も考えず、恐怖と悦びを噛み締めていたら良いのです。
形のあるもの、ないもの。
与えられるままに全てを味わうのがマゾの悦びなのですから。




